アパリとは?

アパリとは
 アパリの正式名称は、「特定非営利活動法人 アジア太平洋地域アディクション研究所」です。その英語表記であるAsia Pacific Addiction Research Instituteの頭文字からAPARIという名をつけました。アパリは国境を越え、既存の医療・司法システムの考え方にとらわれず、アディクション(病的依存症)の予防・回復支援に必要な情報、プログラム、人材の育成、ネットワークの構築を目指しています。

 元薬物乱用者が社会に対して自分たちの問題を主張していくには限界があるということで、医師、弁護士、研究者等が構成員となったシンクタンクを作り、ダルクの活動を支援させようという近藤恒夫の提案により、平成12(2000)年2月に特定非営利活動法人として経済企画庁(現在の内閣府)の認証を受けて設立しました。
 
 アパリはダルク(全国に約40施設ある民間の薬物依存症リハビリ施設)の内部にある薬物依存症の研究所として、現在では特に刑事政策的観点から薬物依存症の治療を刑事司法システムに導入することを目指して、いかなる刑事司法手続の段階にいる薬物依存症者に対しても、ダルクのスタッフとの協働の下に援助の手を差し伸べるべく活動しています。具体的には、保釈中の刑事被告人に対する薬物研修プログラム、受刑中の身元引受ならびに仮釈放時のスムーズなリハビリ施設への入寮など、再発防止に向けた各種取り組みを先進的に行っています。
 当法人の理事長であり、日本ダルク代表でもある近藤恒夫は、現在、複数の刑務所において、民間協力者として薬物の離脱指導をしています。さらに、全国刑務所長会同で刑務所における薬物教育について講演するなど、法務省矯正局とも連携を持って活動しております。

 東京本部では、刑事司法手続全般における支援活動の他にも、フェローシップ・ニュース、各種教材等の発行、講演活動等による啓発活動、家族会の開催(祝祭日に関わりなく第1、第3月曜日の午後6時半から9時)、各種相談業務(面談、電話相談)、カウンセラーの派遣(アウト・リーチ)等をしています。
 
 アパリ藤岡研究センター(群馬県藤岡市上日野2594番地)を運営する日本ダルク アウェイクニングハウスは、薬物依存症者のための入寮型のリハビリ施設である。覚せい剤や有機溶剤の依存者が多いが、違法な薬物に依存した人ばかりでなく、市販の咳止め薬や、病院の処方薬に依存している人も入寮している。約20名の依存症者達が共同生活をしている。そこではセルフ・ヘルプ・グループによるミーティングをプログラムの中心に位置づけている。
 アパリが目指すところは、薬物依存で苦しんでいる本人およびその家族、関係者を支援することにあります(アパリ定款3条)。また、アパリは司法との関わりばかりでなく医療との関わりにおいても、薬物依存症者の精神病院退院後の受け入れ先、病院からの外泊時の短期間のショート・ステイ先としても機能するなど、幅広く多様なニーズに対応しています。

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